RFF無線日記(リスタート版)

アマチュア無線局JR7RFFの無線日記 各地の移動記録や天文・星なども

とらや旅館


参道にとらやという旅館がありました。
虎の彫り物がありました。
参道をにらみつけています。
向かいにねずみやはありませんでした。
虎もちゃんとした虎で猫ではありませんでした。
 
※筆者注・・・これは落語オタクねたです。
昔,仙台にねずみやという旅籠がありました。
元々は向かいのとらやという旅籠の主人だったのですが,
番頭にだまされて乗っ取られてしまったのです。
その話を聞いた,客として泊まっていた左甚五郎が
木のねずみを彫り上げます。
すると,そのねずみが動き出します。
評判が評判を呼んでねずみやは大繁盛。
面白くないのは向かいのとらやの主人。
左甚五郎のライバルに頼んで,とらの彫り物をつくってもらい,
店に掲げます。
すると,ねずみはぱったり動かなくなります。
知らせを聞いて左甚五郎が駆けつけ,ねずみに問います。
「これねずみ,どうして動かないのじゃ。わしは精魂込めておぬしを彫り上げたのじゃ。
あんな虎ごときがそんなに恐いのか?」
ねずみが答えます。
「あれ,虎だったんですか。猫かと思った」