RFF無線日記(リスタート版)

アマチュア無線局JR7RFFの無線日記 各地の移動記録や天文・星なども

訃報

※全く個人的なことですが,いつまでも忘れないように記しておきます。
 
その知らせは,「ショックを受けないように」という前置きの後に来た。
元同僚が亡くなった。
まだまだ若く,これからが人生の楽しみだったはずなのに。
 
彼のおかげで,奈良・尼崎に出張をさせてもらった。
二人で,京都・奈良・尼崎・大阪を旅行することができた。
京都では,彼がネットで調べて,食べログ評価5という店でラーメンを食べた。
その後,彼は清水寺,私は京都水族館と別行動だった。
清水寺でひいたおみくじが「凶」だったらしい。
 
次の日,奈良市内で仕事を終えて,二人で春日大社に行った。
私がおみくじをひこうと言うと,「昨日凶だったからひかない。」というのを,「凶より悪くなることはない。」と言ってひかせた。
また「凶」だった。
その後,1月の最終土曜日だったので若草山の山焼きを見学した。
花火もきれいだった。
 
3日目に奈良を出るときに彼が買い物をした。
書道で使う墨だった。
1本2万円!驚いた。
 
その後,尼崎市・大阪と二人で思いっきり楽しんだ。
私はその春に異動になったが,彼は残った。
またまた仕事で成果を上げて今度は鳥取に出張したらしい。
しかも,表彰式には天皇が出席するという華々しい活躍だった。
もちろん,よその職場に異動した私は行くことがなかった。
でも,鳥取のお土産をもってきてくれた。
 
ちなみに,その後に浅草浅草寺に行って,やはり職場の先輩に言われておみくじをひいたが,2回とも「凶」だったらしい。
私の口からそのエピソードを聞いた人も多いと思う。
 
本当にいいやつだった。
感情を表に出さず,いつも静かに笑っている,そういう感じの人だった。
どんな仕事でも,いやな顔一つすることなく,まじめに取り組む。
まじめで誠実を絵に描いたような人物だった。
同じ職場の人はどんなに助けられていただろうか。
なんでこんなことになるのかな。
心筋梗塞だということらしい。
ひょっとしたら,命を削って仕事をしていたのか。
 
心から冥福を祈ると共に,改めて宣言しておきます。
私は十分に幸せに生きています。