宮崎県都城市
震災時,復興支援においでいただいた局と交信し,
「会いに行く」と約束しました。
当時の復興支援はとてもありがたかったですし,
「命の恩人」のような感覚があります。
さて,新しい出発をしようと思ったときに考えたのは,
まず,都城にいきたいということでした。
しかし,アマチュア無線で交信しただけなので,住所も下の名前も分かりません。
でも,脳天気な私は,とにかくいってみようと思い,この旅に出かけました。
そうです。今回の旅の目的は宮崎県都城市で友人に会うことでした。
多くの人にその話をしましたが,皆さん特に大きな反応はしません。
ま,所詮無理な話と思ったのでしょう。
自分でも半分以上はそう思っていました。
しかし,震災時にお世話になった方々に御礼に行くことは自分の生きる目標でもありました。
というわけで,とにかく出発したのです。
長い旅をしていて思ったことは,渡る世間に鬼はいないということです。
いろいろなところで,いろいろな方々に助けていただいて,
なんとか,都城に着きました。
そして,なんと,会うことができたのです。
向こうも覚えていてくれていて,思わず涙しながら固い握手をしました。
そして,あの時の御礼をきちんと言うことができました。
しかし,こんなこともあるんですね。
無計画の行き当たりばったりでもなんとかなるものだなぁ。
神様が見ていてくれたのか,それともそれだけたくさんの人に助けてもらったおかげなのか,
奇跡に感謝しています。
旅の詳細はそのうち,落ち着いてから書くつもりですが,一言言えることは,
「いい旅行」をしています。
私の尊敬する柳家さん喬師匠が
観光とはその土地の光を見ることだと言っておられますが,
私はその土地の人々の光を見ることができています。