RFF無線日記(リスタート版)

アマチュア無線局JR7RFFの無線日記 各地の移動記録や天文・星なども

香芝SAの猫


今回の放浪もそろそろ終盤です。
大阪から奈良県に入ったところで猫を見かけました。
人が近づいても逃げません。
どうやら,人からえさをもらうことに慣れているようです。
やっぱり野で生きている動物にえさをやってはいけません。
かわいいけど,じっと我慢です。

星を見よう2…5「日の出日の入りの時刻は地域によって違う」

 旅をする機会が最近多いのですが,どこに行ってもつい星を見てしまいます。北海道で星を見ても違和感はないのですが,和歌山県や九州で見る星はかなり違います。星座の形そのものは日本のどこから見ても同じなのですが,位置が違います。方位を確認するために,まず北極星を探すのですが,北海道ではやや高いと感じる程度ですが,和歌山県や九州で見ると,北極星が低く感じます。気仙沼で見る北極星の高度は約39度ですが,九州の熊本県で見る北極星の高度は約32度です。数字ではたったの7度ですが,目で見るとかなり違います。
 大きく違うのは,さそり座の高さです。気仙沼からですと,さそり座のしっぽ付近は簡単に見ることはできません。南の空がよく見渡せる場所で空が晴れている等の条件が必要です。ところが,九州や和歌山県だときれいにはっきりとさそり座の全体をを見ることができます。
 星よりももっとはっきりしているのは,日の出日の入りの時刻です。気仙沼にお出での方が,「気仙沼は朝が早い」と話すのをよく耳にします。気仙沼に住んでいると,そんなものだと思いますが,他所に行ったときには,確かに違いを感じます。
 では,実際にどれくらい違うのか調べてみました。
 まず,10月下旬の気仙沼市の日の出は6時頃,日の入りは16時40分頃です。
なんと,日の入りはすでに午後4時半近くなんですね。
 同じ頃の沖縄県那覇市の日の出は6時38分,日の入りは17時48分です。日の出が遅いのは理解できますが,日の入りは1時間以上も違います。気仙沼で日が沈んですっかり暗くなっても沖縄ではまだ日が出ていることになります。ちなみに,同じ頃の東京の日の出は6時03分,日の入りは16時46分です。気仙沼とはそんなに違いません。
ところが,大阪だと,日の出が6時18分,日の入りが17時05分です。日の入りは30分くらい違ってきます。
 最も日の出日の入りが早い日,遅い日を一覧表にまとめてみました。日付が微妙に違うのは,地球がきちんとした球でないこと,地軸が公転面に対して傾いていることなどが原因だと思われます。また,冬至夏至の日と同じでないことも同じようなことが理由です。
 沖縄におじゃましたときに,友人が,「午後9時を過ぎてから買い物に出かけることがよくある」と話していましたが,やはり気仙沼と沖縄では,生活する時間帯が違うんだな,と思いました。気温の影響もあるとは思いますけど。
 なお,一覧表は国立天文台のページから引用しています。気仙沼市は筆者の概算です。日付は表の日付だけでなく,前後数日間が該当します。